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タスマニアから帰国して1カ月になろうとしていますが、いまだに旅の余韻がぬけない私。よほど良かったんですよね。

これまで様々な国に旅しましたが、タスマニアは文化や人々の暮らしぶりなど、手作り、無添加、天然、自然など、私が憧れてやまないキーワードが点在する、まるで「楽園」のような場所でした。

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そんな中でもクライマックスが、南半球最大と言われる、ブリッドストウ・エステートラベンダーファームを訪れたことです。

東京ドーム約21個分の敷地面積に65万株のラベンダーが、それも畝を成して植えられているんです。何でも等高線にそって作られたもので、水分や土壌の保持や排水を均一にしているのだとか。

それは美しいカーブが延々続きます。トレードマークになっているのは樫の木。その奥には、はるかマウントアーサーがそびえる夢のようなロケーション。

 

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しばらく見とれておりました。そして何度も何度も、その美しさを確かめるようにシャッターを切ってしまいました。

2015年は雨が少なく乾燥していて、花が一気に開いたために刈り取りが早まり、私が訪問した2016年1月12日はちょうど刈り取りが始まったばかり。花の色も淡い紫でした。

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タスマニアになぜラベンダーなのでしょうか?

それはこの地がラベンダー栽培で知られるフランスのプロバンスの気候に近かったからとのことで、実際に種を持ち込んで栽培が始まったのが1921年といいますから、歴史も古い。

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オーナーのロバートさんに蒸溜しているところを見せていただきました。

刈り取った花を茎のままキャニスターという容器に入れて、圧縮して蒸留されます。一つのキャニスターに300kgの花が入り、一回の処理でおよそ3リットルのオイルが採れるのだとか。1シーズンに600キャニスター分の蒸溜が行われているそうで、18万kgの花が1800リットルの精油を採るために使われるということですね。ちょっと想像できない量です。

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蒸溜開始から8分後には、ラベンダーオイルが水と分離されて出てきます。

ここでは何千万種もあるラベンダーの中から5種のみを栽培しており、4種は香り、残りは食用とのことです。絞りたてをテイスティングさせていただきましたが、特有の樟脳の匂いが薄く、淡い感じでスキッとした印象かな?

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ロバートさんが「True French Lavender」と何度も口にしていましたが、真正ラベンダーのことなんですね。その中から選び抜いた5種だけで、ロバートさんが農場の経営を受け継いでからも、「昔からの基本をしっかり守って抽出しているだけ」とおっしゃってました。

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私は香りの専門家ではないので、何が良質なのか判断はできませんが、ファームで求めた精油の香りは、先にも述べたように優しく、特にお気に入りはハンドクリーム。これがベタつかず、サラッとしていて香り高い・・・帰国以来愛用しています。

因みに、ラベンダー入のソルトやブラックペッパーも買ってみましたが、万能調味料として大活躍していますよ。

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ここでは、ラベンダーの花の時期に養蜂箱を設置して、ラベンダーのハチミツづくりも行われています。

ロバートさんの息子さんのジェームズさんがトラクターで、養蜂箱まで案内してくれました。畑の端っこには白い巣箱が並んで、ハチたちが活発に動き回っていました。ちなみにラベンダーのハチミツは、澄んだレンゲの花のハチミツのような色です。ジェームズさんにいただいたのですが、もったいなくて手をつけられず・・・。

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ジェームズさんと。

 

規模も商品もタスマニアでは一番のラベンダー栽培ですが、その上に、経営者のロバートさん一家の何だか素朴でやさしいおもてなしにラベンダーの花や香りが重なって、忘れられない旅になりました。

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手前左の男性がオーナーのロバートさんです。

 

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